ホーム > 作物別情報 > 水稲 > 図解やまがたの米づくり > 中期害虫の防除
掲載日: 2022年2月16日
ここから本文です。
発生初期は畦畔や畦畔際に多く、7月中旬頃から次第に水田中央部まで侵入し加害します。
幼虫と被害
成虫
(画像をクリックすると拡大された画像が見られます。)
発生密度が高い所では、7月上旬~中旬に畦畔の草刈りを行った後に、畦畔を含めて防除します。
7月中のすくい取り20回で幼虫数が100頭未満の場合は、防除しなくとも良いです。
ニカメイチュウの被害は、長期持続型箱施用剤の普及により近年は減少しています。
幼虫
成虫
葉鞘の変色
茎の変色
(画像をクリックすると拡大された画像が見られます。)
防除の要否を判断して、薬剤散布を行います。
1世代(6月中旬~下旬)の防除は、葉鞘変色茎が株当たり2本以上発生した場合に行います。
第2世代(7月下旬~8月上旬)の防除は、第1世代の発生が多い所で行います。
イネカラバエは幼虫が茎の内部に入り、生長点付近で葉や幼穂を加害し、傷穂となって現れます。
イネカラバエ
被害
(画像をクリックすると拡大された画像が見られます。)
毎年被害の多い地域では、6月下旬~7月上旬に防除を行います。
各種害虫対策に使用する薬剤は、山形県農作物病害虫防除基準などを参考にしてください。
関連情報
2022年3月16日籾摺り・選別
2022年2月16日乾燥
2022年2月16日収穫時のコンバインの調整
2022年3月11日コンバイン収穫に適する条件