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掲載日: 2022年2月16日
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長距離飛来性害虫とは、6月から8月、主に梅雨時期に中国大陸から長距離移動して飛来する害虫のことをさします。
水稲の害虫では、アワヨトウ、コブノメイガ、トビイロウンカ、セジロウンカが挙げられます。
アワヨトウは、中国南東部~東部で発生した成虫が、低気圧や下層ジェット気流に乗って飛来します。
主に葉を食害しますが、登熟期には穂首、枝梗も食害し、発見が遅れると一晩で激甚な被害を受けます。若齢幼虫時に速やかに防除します。
幼虫
さなぎ
成虫(道南農試)
被害
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コブノメイガは、海外から飛来する中型のガで、幼虫がイネの葉を縦につづり合わせて、中から食害して葉を白くします。
幼虫
成虫
被害
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トビイロウンカは、梅雨時期に中国大陸から低気圧等に乗って飛来します。
幼虫が集中的に加害するため、円形坪枯れ状に下葉から急に黄変して枯れ上がり倒伏します。
成虫
(長翅型)
成虫
(短翅型)
被害
(坪枯れ)
被害
(坪枯れ部拡大)
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セジロウンカは、梅雨時期に中国大陸から低気圧等に乗って飛来します。
幼虫の吸汁によりイネが衰弱するとともに、虫の分泌物にスス病が発生し、穂や葉が黒く汚れます。そのため、登熟が阻害され収量・品質ともに低下します。
幼虫
成虫
産卵痕
被害
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