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掲載日: 2022年2月16日
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有機物の施用は土壌中の養分量を高めるとともに、水分や空気を保持する機能を増大して気象変動に対する抵抗力を高めます。
稲わらは腐熟しにくいので、秋の早い時点で腐熟促進資材を施用します。
堆きゅう肥の成分は、家畜の種類、製造方法により異なります。
施用する堆きゅう肥の特徴を把握しておくことが大切です。
豚堆肥 |
牛堆肥 |
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堆肥量(kg/10a) | 化成肥料の窒素量(kg/10a) 基肥+追肥 |
堆肥量(kg/10a) | 化成肥料の窒素量(kg/10a) 基肥+追肥 |
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地力高 | 標準 | 300kg以内 | 4.5+1.5kg | 500kg以内 | 4.5+2.0kg |
少肥 | 500kg以内 | 4.0+1.0kg | |||
地力中 | 標準 | 500kg以内 | 5.0+2.0kg | 1000kg以内 | 5.0+2.0kg |
少肥 | 750kg以内 | 4.5+1.0kg | |||
地力低 | 標準 | 750kg以内 | 6.0+2.0kg | 1000kg以内 | 6.0+2.0kg |
少肥 | 1000kg以内 | 5.5+1.0kg |
土づくり肥料は秋施用を基本としますが、秋施用出来なかった場合は春施用を行います。
(ケイカル・ようりん等の施用)
施用量は土壌診断に基づいて決めます。
耕深は15cmを確保して、気象変動に対応できる稲作りを行います。
生育後半の根の活力が高く維持されるように、透水性の高い土壌作りを心がけます。
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