閉じる

ホーム > テーマ別情報 > 安全農産物生産 > 農作物有害動植物発生予察情報 > 令和7年度病害虫発生速報第1号(りんご 黒星病)

掲載日: 2025年4月9日

ここから本文です。

令和7年度病害虫発生速報第1号(りんご 黒星病)

りんご黒星病の子のう胞子の飛散を確認しました。

りんごの生育に合わせて防除を徹底してください。

発生概況及び今後の予報

  1. りんご黒星病の胞子トラップ調査の結果、4月7日に子のう胞子の飛散が初確認されている(8か年平均:4月4日、前年:3月26日)。
  2. 県予察圃場(寒河江市)での「ふじ」の発芽期は3月28日(平年:3月30日)と平年並であるが(表1)、向こう1か月の天候は気温が高いと予報されており、りんごの生育が早まると推察される。
  3. 向こう1週間の天候は雨の日が多い予報のため、降雨のたびに子のう胞子の飛散が懸念される。

防除対策

  1. 園内の生育をこまめに観察し、重点防除時期である展葉期(花そう葉が2~3枚展葉した頃、図1)及び展葉10日後に薬剤散布を行う。
  2. 開花期前後は特に重要な防除時期に当たるので、開花の進捗をしっかり把握し、開花直前及び落花直後の2回の薬剤散布を行う。
  3. 黒星病は降雨によって感染するため、散布予定日に降雨が予想される場合は、計画を前倒しして降雨前に散布するとともに、散布間隔が10日以上あかないようにする。
  4. DMI剤耐性菌が県内で確認されているため、DMI剤(EBI剤)混合剤又はDMI剤に保護殺菌剤(チウラム剤、マンゼブ剤)を加用して散布する。また、DMI剤の総使用回数は2回以内とする。

↓pdfはこちらをクリック↓

発生速報第1号(りんご 黒星病)(PDF:217KB)

お問い合わせ

病害虫防除所  

バナー広告