斑点米カメムシ類の注意報発表!!
病害虫名
いね 斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ)
対象地域
県下全域
発生量
多い
注意報発表の根拠
- 8月前半(7月31日、8月1日)に実施した畦畔・農道等におけるすくい取り調査(調査地点数:44か所)の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は84.1%(平年:59.8%)で高く、平均すくい取り虫数は27.5頭(平年:8.7頭)で多い。
- 水田内におけるすくい取り調査の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は34.1%(平年:26.8%)でやや高く、平均すくい取り虫数は1.3頭(平年:1.1頭)で平年並である。
- 畦畔・農道等において、イネ科雑草が繁茂しているところで多くすくい取られ、100頭を超えるところも見られている。
- 向こう1か月の気温は高いと予報されており、斑点米カメムシ類の水田内への飛来や加害活動が活発になると推測される。
防除対策
- 穂揃期及び穂揃期7~10日後の2回の基本防除を徹底する。なお、圃場の出穂状況をよく確認し、適期に防除する。
- 航空防除や無人航空機等による防除を計画しているところでも、天候等により防除時期が計画より遅れる場合には、個人防除を実施する。
- 近年、8月後半以降の加害リスクが増加傾向にあるので、穂揃期7~10日後の薬剤防除(基本防除2回目)を実施後に水田内のすくい取り調査を行い、斑点米カメムシ類の飛来・生息が確認された場合は、基本防除2回目の防除から7~10日後に補完防除を実施する。ただし、農薬の収穫前使用日数を厳守し、使用回数を超えないように薬剤を選定する。
- 水田内にイヌホタルイ等のカヤツリグサ科雑草やノビエが多い圃場では、斑点米カメムシ類の水田内での発生が多くなるので注意する。
- 畦畔・農道等水田周辺の草刈りは、斑点米カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を助長するので原則行わない。やむを得ず草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除計画に合わせて実施する。
- 薬剤耐性菌出現防止のため、同一成分の薬剤の連用は避ける。
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注意報第2号(いね 斑点米カメムシ類)(PDF:379KB)