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「雪若丸」の安定生産

 県産米「雪若丸」のご飯は、大粒で白く輝き、食べ応えのあるおいしさが特長です。この特性を最大限に引き出すためには、品種特性にあわせた栽培管理を行うことが必要です。
 「雪若丸」は、移植後の栽培初期の茎数確保が特に重要です。そのため、稲わらの腐熟促進や総合的な土づくり、健苗育成、適期移植などの基本技術を徹底します。
 移植後1か月程度は、特に、きめ細かな水管理を行って、初期生育量を確保します。6月20日頃に生育量を確認し、生育量が小さい場合は追肥を行います。また、6月30日頃まで葉色をSPAD値で40未満に低下しないよう管理することがポイントです。その上で、生育診断に基づいた適期・適量の穂肥で適正な籾数を確保し、大粒で粒張りの良い「雪若丸」を生産しましょう。
 「雪若丸」の安定生産に向けて、各地域で栽培研修会が行われています。「つや姫」に続く新たなブランド米を育てていくという意識を持ち、本格的な作業が始まる前に余裕を持った栽培計画を立て、万全の体制で「雪若丸」の栽培をスタートしましょう。

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