ホーム > 作物別情報 > 水稲 > やまがた温暖化対応米づくり日本一運動 > 2024年度やまがた温暖化対応米づくり日本一運動 > 米づくり技術情報No.3を発行しました
掲載日: 2024年4月25日
ここから本文です。
4月25日発表の東北地方の1か月予報(4月27日~5月26日)では、気温は高く降水量及び日照時間は平年並みの見込みです。また、2週間気温予報では、特に4月26日から28日まで、気温が平年よりかなり高くなる見込みです。
きめ細かな育苗管理を行って、充実した苗を作りましょう。高温で管理してしまうと軟弱徒長苗や老化苗となってしまい、移植後の活着が遅れて生育量が不足し、収量と品質・食味の低下につながります。
〇 曇りで気温が低くても、日中、わずかに晴れただけで育苗ハウス内の温度は急激に高まります。高温による苗の障害や伸びすぎに、特に注意が必要です。晴天日には育苗ハウス等の換気を積極的に行って育苗ハウス内の温度上昇を抑え、温度をこまめに管理して茎が太い充実した苗を作りましょう。
緑化期以降、育苗ハウス等の温度は、日中は20~25℃で管理し、夜間は8℃を下回らないようにして、徐々に外気に慣らしていきます。なるべく早めにハウス外に近い環境で管理するように心がけましょう。
選択したアメダス地点の気温が設定した温度を上回ると、メールが届きます。利用には、「やまがたアグリネット」への会員登録が必要です(無料)。
かん水は床土の乾き具合や苗の水滴の付き具合を見て判断し、午前中の早い時間にたっぷりと行いましょう。なお、夕方や夜間のかん水は、床土の温度を下げ、根張りが悪くなるので避けましょう。
田植えは、天気予報を確認し、風が弱く温暖な日を選んで適期に行いましょう。低温や強風の日の田植えは、活着や初期生育が劣るので避けましょう。
栽植密度は生育量に大きな影響を及ぼします。収量・品質が安定的に高まる最適な栽植密度は、平方メートル当たり20~24株です。植込本数は株当たり4~5本として平方メートル当たり80~120本となるように移植しましょう。
お問い合わせ
関連情報
2024年10月18日米づくり技術情報No.24を発行しました
2024年9月30日米づくり技術情報(号外)を発行しました
2024年9月24日米づくり技術情報No.23を発行しました
2024年9月11日米づくり技術情報No.22を発行しました